許容差

引張コイルばね

自由高さ

(a)ばねの特性の指定がある場合は、参考値とする。
(b)ばねの特性の指定のない場合は、つぎの表による。

D/d1級2級3級
4以上8以下±1%(最小±0.2mm)±2%(最小±0.5mm)±3%(最小±0.7mm)
8を超え15以下±1.5%(最小±0.5mm)±3%(最小±0.7mm)±4%(最小±0.8mm)
15を超え22以下±2.0%(最小±0.6mm)±4%(最小±0.8mm)±6%(最小±1.0mm)

コイル直径

外径で規定し、その数値は、つぎの表による。

D/d1級2級3級
4以上8以下±1%(最小±0.15mm)±1.5%(最小±0.2mm)±2.5%(最小±0.4mm)
8を超え15以下±1.5%(最小±0.2mm)±2%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.5mm)
15を超え22以下±2.0%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.5mm)±4%(最小±0.7mm)

総巻数及びフックの対向角

総巻数は、原則として参考とし、フックの対向角の許容差は、受渡し当事者間の協定による。

指定

ばね特性は、指定高さ時の荷重を指定する。ただし、とくにばね定数を必要とする場合は、これを指定することができる。

指定高さ時の荷重

有効巻数が3以上のばねについては、つぎによる。
±〔(初張力×α)+{(指定長さ時の荷重-初張力)×β}〕

ここにα(初張力のばらつき)とβ(たわみに対する荷重のばらつき)はそれぞれつぎの表による。
α(初張力のばらつき)の値

1級2級3級
αの値0.100.150.20

β(たわみに対する荷重のばらつき)の値

有効巻数1級2級3級
3を超え10以下0.050.100.15
10を超えるもの0.040.080.12

指定高さ時の荷重は、そのときのたわみが最大試験荷重時のたわみの20~80%の間にあるように定める。ただし、指定高さのたわみは、4㎜以上とする。

ばね定数

有効巻数1級2級3級
3を超え10以下±5%±10%±15%
10を超えるもの±4%±8%±12%

ばね定数は、最大試験荷重時のたわみの30~70%の間の2つの荷重点によって定める。



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