許容差

ねじりコイルばね

腕の自由角度

ばねの特性の指定がある場合は、腕の自由角度は参考値とする。

巻数1級2級3級
3以下±8%±10%±15%
3を超え10以下±10%±15%±20%
10を超え20以下±15%±20%±30%
20を超え30以下±20%±30%±40%

この値は、D/dが4以上、22以下に適用する。

腕部の曲げ角度

腕部の曲角度の測定は下図、曲角度(α)によって行い、許容差はつぎによる。

1級2級3級
αの許容差±5°±10°±15°


ばね特性


ばね特性の許容差はとくに必要な場合だけ指定する。この場合、測定方法は受渡し当事者間の協定による。
ばね特性を指定する場合は、指定ねじれ角度のモーメントで指定し、その許容差はつぎによる。
±{(計画ねじれ角×β1)+β2}×kTd

kTd:バネ定数(N・mm/deg

1級2級3級
β10.030.050.08
巻数3を超え10以下10を超え20以下20を超え30以下
β210°15°20°

コイル直径

D/d1級2級3級
4以上8以下±1%(最小±0.15mm)±1.5%(最小±0.2mm)±2.5%(最小±0.4mm)
8を超え15以下±1.5%(最小±0.2mm)±2%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.5mm)
15を超え22以下±2.0%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.5mm)±4%(最小±0.7mm)

コイル部の長さ

コイル部の長さの許容差はつぎによる。ただし密着巻きのものには適用しない。

D/d1級2級3級
4以上8以下±1.5%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.6mm)±5%(最小±1.0mm)
8を超え15以下±2%(最小±0.4mm)±4%(最小±0.8mm)±7%(最小±1.4mm)
15を超え22以下±3%(最小±0.6mm)±6%(最小±1.2mm)±9%(最小±1.8mm)

腕部の長さ

腕部の長さの測定は、下図の腕部の長さLおよびL1によって行い、その許容差は下の表による。



d(線径)1級2級3級
0.1以上0.5以下±2%(最小±0.3mm)±3%(最小±0.5mm)±4%(最小±1.0mm)
0.5を超え1.0以下±2%(最小±0.5mm)±3%(最小±0.7mm)±4%(最小±1.5mm)
1.0を超え2.0以下±2%(最小±0.7mm)±3%(最小±1.0mm)±4%(最小±2.0mm)
2.0を超え4.0以下±2%(最小±1.0mm)±3%(最小±1.5mm)±4%(最小±3.0mm)
4.0を超えるもの±2%(最小±1.5mm)±3%(最小±2.0mm)±4%(最小±4.0mm)


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